概要
夏休みもいよいよ終盤。
直近の金曜ロードショーでは「火垂るの墓」「崖の上のポニョ」、そして今週は「もののけ姫」と、夏の風物詩連続ジブリ劇場が続いています。
この流れに合わせて、夏が終わる前に 「ただ楽しい」だけでなく、冒険感+観終わった後に成長や気づきを感じられる映画 を一緒に楽しんでみませんか?
今回ご紹介するのは、主人公がさまざまな試練を通じて一回り成長していく物語を集めてみました。
どの作品も子どもはもちろん、大人にとっても「もう一歩踏み出してみよう」と思わせてくれる力を持っています。
🎬 親子で観れば、夏休みのラストを特別な思い出にできる映画4選 をご紹介します。
目次
- サマーウォーズ ― 仲間と家族の力で壁を乗り越える
- ブレイブストーリー ― 現実を受け入れるための冒険
- バケモノの子 ― 師弟関係を通じて心を鍛える
- ペンギン・ハイウェイ ― 好奇心が未来をひらく力になる
- まとめ:映画で感じる「成長の物語」
👆. サマーウォーズ ― 仲間と家族の力で壁を乗り越える🐰
「サマーウォーズ」は、細田守監督の代表作のひとつ。
仮想世界「OZ」での大事件をきっかけに、主人公が波乱万丈な夏休みの中で仲間や家族と協力して危機に立ち向かう姿を描いています。
親子で観て感じられること
- 子どもにとって:協力することの大切さや、自分の役割を果たす勇気を学べる
- 親にとって:デジタル社会の便利さとリスク、そして日々の多忙の中でも「家族の絆」が現代でもいかに大事かを改めて感じられる
見どころ
- 仮想空間のカラフルな世界観と、田舎の大家族の温かさの対比
- 主人公が「自分にできること」で最後まで諦めない姿は、「大きな力」よりも「小さな努力」の積み重ねの価値を伝えてくれる
📌 親子で観れば、協力し合うことの楽しさと大切さを共有できる一本です。

サマーウォーズ
2. ブレイブストーリー ― 現実を受け入れるための冒険⚔
宮部みゆきさんの小説を原作にしたファンタジー映画「ブレイブストーリー」
主人公のワタルは、ある出来事をきっかけに「運命を変えたい」と願い、異世界へと旅立ちます。そこで仲間との出会いや試練を経て、彼は「変えたい現実」とどう向き合うのかを学んでいきます。
親子で観て感じられること
- 子どもは困難に立ち向かう勇気や、仲間と助け合う大切さを自然に感じられる
- 親はファンタジーの冒険を通して「子どもが現実に向き合う力を育てる」というテーマに気づかされる
見どころ
- ワタルが冒険の中で直面する選択と、そのたびに成長していく姿
- 「現実を変えるのではなく、受け入れながら強く生きていく」ことを教えてくれるラスト
📌 夢中で楽しめる冒険物語でありながら、観終わったあとに“前を向こう”と思える映画です。

ブレイブ ストーリー
3. バケモノの子 ― 師弟関係を通じて心を鍛える🐻
「バケモノの子」は、細田守監督によるヒューマンドラマとファンタジーが融合した作品。
人間界で孤独に生きる少年・蓮(レン)が、バケモノの世界で粗野だけど不器用に優しい熊徹と出会い、弟子として修行を重ねていきます。互いにぶつかり合いながら成長していく物語は、親子で観るとより深く響きます。
親子で観て感じられること
- 子どもは努力することの意味や「心が強くなる」プロセスを感じられる
- 親は「親以外の大人」との関わりを通じて、子どもに与える影響や「成長の支え方」について考えさせられる
見どころ
- 師弟として鍛錬を積む中で育まれる、レンと熊徹の絆
- 戦いだけでなく、心の弱さや孤独に向き合う姿が丁寧に描かれる
- アクションと感情表現の両方が詰まっており、観る人の心を揺さぶる
📌 「強さ」とは力ではなく、心の在り方であることを教えてくれる一本です。

バケモノの子
4. ペンギン・ハイウェイ ― 好奇心が未来をひらく力になる🐧
森見登美彦さんの小説を原作にしたアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」。
小学4年生の少年・アオヤマ君は、ある日突然街に現れたペンギンの謎を追いかけます。探究心と観察力を武器に、不思議な出来事に挑んでいく姿は、子どもの好奇心がどれほど大きな力になるのかを描き出しています。
親子で観て感じられること
- 子どもは、自分の「知りたい!」という気持ちを大切にすることの楽しさを味わえる
- 親は、子どもの疑問や探究心に寄り添うことの意味を改めて考えられる
見どころ
- アオヤマ君の知的でユーモラスな探究心が、日常をワクワクに変えていく過程
- ペンギンをめぐる不思議な現象と、それに立ち向かう少年の真剣さ
- 大人にとっても「子どもの視点から世界を見直す」きっかけになるストーリー
📌 観る人に「好奇心こそが未来を切り開く原動力」と気づかせてくれる映画です。

ペンギン・ハイウェイ
まとめ:映画で感じる「成長の物語」
この夏ご紹介した4本の映画は、どれも 主人公が試練を通じて成長していく姿 を描いています。
- 「サマーウォーズ」では、仲間や家族と力を合わせる大切さ
- 「ブレイブストーリー」では、困難を受け入れる勇気
- 「バケモノの子」では、心の強さを育む過程
- 「ペンギン・ハイウェイ」では、好奇心が未来を広げる力
親子で一緒に観ればただ楽しむだけでなく、「自分も頑張ってみよう!」と思える前向きな気持ちになれると思います!
💡 夏休みの締めくくり。24時間テレビの合間に映画を観ながら、ひと夏の成長のきっかけにいかがでしょう?
きっとお子さんにとっても、親御さんにとっても、ひと夏の忘れられない思い出にしてくれるはずです。